災害に強いネットワーク

「日経エレクトロニクス」5月30日号では、「崩壊した通信インフラ 災害に強いネットワークとは」と題して今回の震災であっけなく無力化してしまった通信インフラ問題について、現地の声を踏まえて解説しています。「津波の破壊力」と「長期間の停電」によって事態が深刻化したとのことですが、これからは「想定外」とは言っていられません。

津波の破壊力
NTT東日本が持つ交換局などの通信ビル3000棟のうち、全壊は18棟、浸水が23棟。中継伝送路は90ルートが切断。携帯電話網の基地局は、NTTドコモでは375局が損壊。
長期間の停電
大手3社合計で、全国の基地局の4%ほどに当たる約1万2000局が機能を停止したが、うち7〜9割は停電による停止。